<課題:仮説の構築~笑いといじめの心理>
言明:集団へのコミットメントや空気を読むという行為がある集団内で重要だと考えられている条件のもとで、その集団においてもし熱心に笑いをとろうとするのであれば、その人は無意識のうちに他者に精神的苦痛を与えることになる。
いじりの
正当性
いじり
の
激しさ
いじられる人の精神的苦痛
笑いの発生
人が嫌がることへの言及
笑いへの熱心さ
笑いをとろうとする人ほど、他者をいじり、それゆえ他者の欠点について言及するだろう。なぜなら、自分が新たなギャグを考えたり、面白い話をしたりといった創造性が求められる笑いよりも、他者の欠点などの嫌がることを指摘するほうがより簡単であるためである。このとき、そのいじりによって笑いが発生すれば、他者をいじった人はいじりの成功によってますます他者をいじるようになるだろう。このようにして、他者をいじるという行為が周囲の笑いという正のフィードバックを得ることによって、正当化されていくのである。そうした正当化の過程では、いじられていた人も笑える内容であったのが、次第に過激化していき、いじられた人が許容できないレベル...