日本語学概論第2設題

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M6106 日本語学概論 第2設題 「美しい」と「きれいだ」について、意味の類似点と相違点を述べよ。
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「美しい」と「きれいだ」について、意味の類似点と相違点を述べよ。
1「美しい」と「きれいだ」の用法・用例
まず「大辞泉」による「美しい」の用法・用例について述べる。
(1) 色・形・音などの調和がとれていて快く感じられるさま。人の心や態度の好ましく理想的であるさまにもいう。
①きれいだ。あでやかだ。うるわしい。「若く美しい女性」「琴の音が美しく響く」
②きちんとして感じがよい。「美しい町並み」「美しい文章」
③清らかでまじりけがない。好ましい。「美しい友情」
(2) 妻子など、肉親をいとしく思うさま。また、小さなものを可憐に思うさま。かわいい。いとしい。愛すべきである。
「妻子(めこ)見ればめぐし美し」〈万・八〇〇〉
「なにもなにも、小さきものはみな美し」〈枕・一五一〉
(3) 立派である。見事だ。
「かの木の道の匠(たくみ)の造れる、美しきうつは物も」〈徒然・二二〉
(4) (連用形を副詞的に用いる)きれいさっぱりとしている。
「ウツクシウ果テタ」〈日葡〉
「美しくお暇(いとま)取り、二度(ふたたび)在所へ来るやうに」〈浄・歌念仏〉
「きれいだ」の用法・用例
(1) 色・形などが華や...

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