明星大学通信
000681 家庭科教育 2単位目
参考文献「小学校家庭科教育研究」
編著者:教師養成研究会・家庭科教育学部会 出版社:学芸図書 出版年:2011年
課題
1、小学校家庭科と食育との関わりについて説明し、学習指導のあり方について考えを述べよ。
2、家庭科教育において家庭との連携を図ることの重要性について説明し、家庭科学習の生活実践化をはかる学習指導のあり方について考えを述べよ。
講評
1、よくまとめられていると思います。家庭を巻き込み、子どもの食生活と学習を関連付け、自身の力で改善に導けるように指導できるといいと思います。
2、子どもの実態をふまえた教材の検討も必要になりますね。
成績:合格
1.家庭科と食育との関わり、学習指導のあり方
学校教育における「食育」では、平成10 年に文部省体育局から出された『食に関する指導の充実について』の通知文の内容が、指導の基本として重要であると考える。その通知文には、「食に関する指導に当たっては、学校の教育活動全体を通して行う健康教育の一環として、児童生徒に食に関する知識を教えるだけでなく、知識を望ましい食習慣の形成につなげられるような実践的な態度を育成するよう努めること。」とある。この食に関する指導は、健康教育の一環として行うものであるが、家庭科の目標や内容とも一致する。従って、家庭科においても、知識を望ましい食習慣の形成につなげられるような実践的な態度を育てる指導を一層充実させていく必要がある。
家庭科に期待されるのは、家庭科を中核として、全教育活動を通じて食に関する指導を充実させることである。そのためには、学級担任や各教科の担任、養護教諭等が連携・協力しながら、それぞれが学習指導要領に基づいた食に関する指導を充実・徹底することが重要である。
指導する際に考慮する点として、「発達段階に応じた食に関する指導」と「総合的・関連的な食...