櫻井行政法演習課題

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    資料紹介

    1、 事案
    ?数年前からA市市民病院に入院しているMは、既に完治しているのにもかかわらず、自宅が狭いとの理由から退院の勧めに応じない。挙句の果てには時々病院から温泉に出かけていくこともある。Mへの対処法は?
    ?Mの息子Nは、暴力団Y組組員であり、「なぜ母親の無断外泊を認めるのか?病院の対応が悪い。退院しろという主治医は生意気だ。謝罪させろ。退院させるならアパートの借り賃を100万円用意しろ」と事務所に度々おしかけ。数時間にわたって詰問する。(これに対し事務職員の中にはお金を払って解決しようとしているものもいる)Nへの対処法は?
     前提:病院は3つに分けられる。(大学病院・市民病院or国立診療所・民間病院)

    2、問題点
     今回、注意しなくてはならないのは、MやNの言いなりになると国家公務員である担当医や看護婦、事務職員が犯罪を犯すことになる、すなわち刑法にひっかかるということである。
    ・既に完治しているものに対する治療行為の治療代金を保険組合に請求すること
    →保険組合に対する詐欺罪(刑法246条1項):担当医師・事務職員
    ・上記事柄に正当性を持たせるため、カルテの偽造
    →偽造公文書作成罪(刑法156条):担当医師

    ? Mの行為
    ・完治しているのにも関わらず居座り
    →不退去罪(刑法130条後段)           温泉へいっていることが証明

    ? Nの行為
    ? 暴行、脅迫
    →恐喝罪(刑法222条)   金銭出したら、要件に当てはまる
    ? 病院の円滑な業務を妨害
    →威力業務妨害罪(刑法234条)

    ? 対応(行政側ができることとは?)
    条例に基づく処置
    ? 志木市立救急市民病院管理規則(4条:入院届の書面様式、5条:入院者の義務、7条:退院)
    ? 福山市民病院条例(4条:入院、5条入院の拒否及び退院)
    ? 富山市立富山市民病院処務規程(27条:入院、28条:診療拒絶及び強制退院)

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    櫻井行政法演習課題
                         
    -「行政対象暴力」Q25<病気が完治しているのに退院しない。「退院させるならアパート代を出せ」>-
    事案
    ①数年前からA市市民病院に入院しているMは、既に完治しているのにもかかわらず、自宅が狭いとの理由から退院の勧めに応じない。挙句の果てには時々病院から温泉に出かけていくこともある。Mへの対処法は?
    ②Mの息子Nは、暴力団Y組組員であり、「なぜ母親の無断外泊を認めるのか?病院の対応が悪い。退院しろという主治医は生意気だ。謝罪させろ。退院させるならアパートの借り賃を100万円用意しろ」と事務所に度々おしかけ。数時間にわたって詰問する。(これに対し事務職員の中にはお金を払って解決しようとしているものもいる)Nへの対処法は?
     前提:病院は3つに分けられる。(大学病院・市民病院or国立診療所・民間病院)
    2、問題点
     今回、注意しなくてはならないのは、MやNの言いなりになると国家公務員である担当医や看護婦、事務職員が犯罪を犯すことになる、すなわち刑法にひっかかるということである。
    ・既に完治しているものに対する治療行為の治療代金...

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