社会保障論Ⅱ

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    「介護保険制度の概要と課題について述べよ。」
     介護保険法は、急激な高齢化の進展によって深刻な社会問題となってきた高齢者の介護を社会全体で担う事を目的に2000(平成12)年度より施行された。その後2009(平成21)年度までの間に、第一号被保険者数は約3割、要介護・要支援者数は約9倍増加し、サービス受給者は2倍、介護保険給付費も2倍を超えた。介護保険給付費は、計6兆8721億円となっている。

     被保険者は市町村の区域内に住所がある65歳以上の第1号被保険者と、市町村の区域内に住所がある40歳以上65歳未満の者で、医療保険に加入している第2号被保険者の2種類がある。第1号被保険者の保険料は、3年ごとに各市町村が定める。保険料の徴収は、一定額以上の年金受給者は年金から天引き(特別徴収)、それ以外は個別徴収(普通徴収)によって納付する。第2号被保険者の保険料は、医療保険の各保険者がそれぞれの規定に基づいて所得を応じて定めて、医療保険料と一緒に徴収する。

     介護保険給付の財源は、被保険者が50%、公費負担の保険料が50%になっている。公費負担のうち居宅給付費については、国が25%、都...

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