設題 『なぜ介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要なのかを論述しなさい。』
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なぜ介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要なのかを論述しなさい。
1997年、いわゆる「介護等体験特例法」が制定された。これにより、1998年度の大学等の入学者から、小学校および中学校の教諭の普通免許状を取得しようとする場合は、文部科学省令で定める社会福祉施設等で5日間、特別支援学校で2日間の計7日間、介護や介助などの体験を行うことが義務付けられた。
この法律は、「個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を深めること」「人の心の痛みがわかる人づくり、各人の価値観の相違を認められる心を持った人づくりの実現」といった趣旨をもち、将来の社会を担う児童・生徒を教育する教員志望者の教員としての資質向上を図り、義務教育の充実を期することを目的としている。
社会福祉施設等での体験の意義は、入所・入居・通所している高齢者、障害者と生活を共にし、その生活実態に触れることにより、正しい理解を深めるとともに、社会福祉施設等の果たす社会的役割と機能や社会福祉施設等の職員のそれぞれの役割や職務内容などを、自らの体験を通して正しく認識し理解することにあると考える。
特別支援学校では、一人一人の...