英語学概論 第1設題

閲覧数1,630
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     英語と日本語の文法構造または意味構造を比較対照し、両者の違いをデータに基づいて具体的に論ぜよ。
    Ⅰ.英語と日本語の文法構造について
     「文」の構成をみる場合、「主語」である名詞・代名詞を含む部分を「主部」といい、「動詞」を含む残りの部分を「述部」と呼ぶ。述部の核となる動詞を英語で「定動詞」というが、これは不定詞に対する概念であり時制、人称などの区別を含む動詞の語形である。
    日本語にも「主部」と「述部」はあるが「定動詞」はない。
    日本語と英語の言語を比べてみると、動詞のあり方が大きな相違点であることに気付く。
    日本語にない「定動詞」というものは、日本人には実に分かりにくいものである。例えば、「昨夜、難しいフランス料理を作った」は、「フランス料理を作ったのです」を縮約した形であるから、「作った」は、終止形ではなく連体形であり、英語の定動詞とは根本的に性格が違うことになる。
    日本語では、過去から現在まで既成の事実として確認されている事態はすべて「已然」として扱われ、いまだ事実となっていない事柄は「未然」とみなされる。英語の時制は「何時何分」という時間の点が情報として運用されるが、日本語では...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。