レポート用紙の文字数に合わせています。ご活用ください!
次の項目のうち一つを選択し、児童に対する指導のあり方をまとめなさい。
①非社会的行動
②反社会的行動
③基本的生活習慣の育成
②を選択
生徒指導の対象となる問題行動として、暴力やいじめ触法問題など他人に迷惑、危害、不安を及ぼすものを「反社会的行動」と呼び、対人・社会的関係を回避し、不登校やひここもり、情緒障害など内向的な不適応行動を「非社会的問題行動」と呼ぶ。
思春期の子どもは精神的・身体的な急成長を遂げ、性的成熟期も重なってくる。大人と子どもの境界を、日々葛藤や不安が入り混じった複雑な心境で、学校や日常生活での人間関係、進路などたくさんの問題を抱えている。加えて、平成19年度文部科学白書に子どもたちの心の現状を“生命尊重の心の不十分さ、自尊感情の乏しさ、基本的生活習慣の未確立”と捉えられているように、子どもの未熟さは家庭環境の変化による愛情不足、地域やその他の環境の変化から体験不足と先行き不安な将来にも原因があると考えられる。
「反社会的行動」と「非社会的行動」はつながりが深く、何かの拍子で他方から一方に変化する可能性がある。教師として成長発達段階のそれぞれの課題や...