【明星大学通信教育学部】
児童心理学 1単位目の合格レポートです。みなさんの学習の参考資料としてお役立てください。
このレポートの課題は、以下の通りです。
○課題
子どもの愛着形成について説明しなさい。
『第2版 子どもの発達と環境―児童心理学序説』塚田紘一著(明星大学出版部) 2011 年度~
【明星大学通信教育学部】
児童心理学 1単位目 合格レポート
○課題
子どもの愛着形成について説明しなさい。
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乳児の発達には母子関係が極めて重要な意味を持つ。では、乳児と母親の結びつき、すなわち「愛着(アタッチメント)」はどのように形成されるのであろうか。愛着の形成要因と形成過程について説明していく。
まず、愛着とは、乳幼児が母親などの特定の人との間に形成する愛情的な結びつきと定義されている。乳児の欲求は母親によって解消され、優しく話しかけられほほ笑みかけられる時、快感や安心感を得る。こうしたマザーリングが、乳児の自発的な行動を活性化し、さらに積極的な行動を促進していくのである。
乳児は日々の生活の中で母親を認識し、やがて母親を特別な存在として理解する。つまり、日常の欲求充足が、当初愛着を形成する要因として考えられてきた。しかし、ハーロウの赤毛サルを用いた一連の実験で、やわらかく暖かい身体的接触...