日大通信 イギリス文学史Ⅰ 分冊1 合格レポート A評価

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    課題:中世英文学において最も重要な詩人3人と散文作家2人を取り上げて、彼らの生涯、代表作および文学史上の重要性を論述しなさい。

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    日大通信 イギリス文学史Ⅰ 分冊1 平成25、26年度課題 
     中世英文学を代表する詩人として、ラングランド、チョーサー、ガワーの3人を挙げる。
     まず、William Langlandについて取り上げる。彼の代表作は「農夫ピアズの夢」である。伝記はないが、この話の内容から1330年頃イギリスの中西部に生まれ、グレート・モールバンの修道院で教育を受け、ロンドンに出て聖職についたと推定される。彼は他の2詩人と違い民衆詩人であったことである。「農夫ピアズの夢」も平易な民衆の言葉で書かれてあるため、民衆詩として広く愛された。彼の生きた14世紀は封建社会により成り立っていた社会が百年戦争やペストの流行など内憂外患の時代であった。そこで人々は宗教に救いを求め、教会の権力は強大になっていった。しかし、教会の横暴と僧侶の腐敗により宗教界が堕落し始めると、それを粛正する文学作品が目立つようになった。その代表となるのが「農夫ピアズの夢」である。これは風刺的寓意詩であり、法曹界や宗教界の腐敗を論じたりしているが、変革を起こそうという内容ではない。彼が主張したのは、まじめな勤労とキリストに仕えることであった...

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