コメニウスは学習内容の実際的な価値に注目し、実生活の中で役に立つ具体的・個別的な知識・技能の獲得を目指した「実質陶冶」の立場をとる。それに対してロックは、学習内容の習得よりもそれを手段として精神的な諸能力(記憶力・創造力・問題解決能力・判断力・推理力・観察力・意志力・感情)の形式的な側面の育成を重視した「形式陶冶」の立場をとる。ロックの著書『教育論』の中で「紳士教育論」を提唱している。
コメニウスは学習内容の実際的な価値に注目し、実生活の中で
役に立つ具体的・個別的な知識・技能の獲得を目指した「実質
陶冶」の立場をとる。それに対してロックは、学習内 容の習得よりも
それを手段として精神的な諸能力(記憶力・創造力・問題解決
能力・判断力・推理力・観察力・意志力・感情)の形式的な側
面の育成を重視 した「形式陶冶」の立場をとる。ロックの著書『教
育論』の中で「紳士教育論」を提唱している。「この世の幸福とは、
健全な身体に宿る健全な精神の状態」であり、「紳士は健全な
身体と道徳と知識を持つべきである」というものである。
ルソーが、教育者は子どもの中の「自然」にあわせて、いつ・どこ...