成人 実習計画

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    資料紹介

    資料の原本内容

    行 動 予 定 表(1日目)
    ・オリエンテーションを受けることで、病棟の概要や特徴を知ることができる
    ・情報収集することで患者の全体像を把握し、援助の方向性を抽出することができる 時間 行 動 計 画 裏  付  け 病棟オリエンテーション
    受け持ち患者紹介、選定
    情報収集
    配膳
    コミュニケーション
    カンファレンス ・病棟オリエンテーションを受け、病棟の構造や、泌尿器、耳鼻咽頭科ならではの特徴を知ることができる。また、物品などの場所を把握することで今後円滑に実習をすすめるための情報となる。
    ・受け持ち患者を選定する上で、自分が何故受け持ちたいのか、何を学びたいのかを明確に選定する。受け持ち患者についての説明をうけ、今後の実習、援助に役立てることができる。
    ・患者の背景や全体像を把握するため、入院までの経過、受け持つまでの経過、病態、症状、治療および看護の情報を知り、看護上の問題点を把握することができる。
    ・配膳をすることで、受け持ち患者の食事内容、摂取方法や食事に対する訴えを傾聴し、今後問題となることを見出していく。また、安静度や患者の状態に合わせたセッティングをすることで食事しやすい環境をつくる。
    ・患者とコミュニケーションを図り、患者の全身状態やおかれている環境、不安の有無、内容についても把握する。また、訴えから問題点の抽出や援助するための情報とする。情報は身体面、精神面、社会面など幅広い視野で取り入れていく。また、信頼関係を築いていくためにも訴えを受容的に傾聴していく。
    ・他のメンバーと情報共有、提供の場であり、指導者から助言を受けることで今後の実習に生かしていく。
    行 動 予 定 表(2日目)
    時間 行 動 計 画 裏  付  け 申し送り聴取
    環境整備
    バイタルサイン測定
    ・臥床して、健側の左上肢で測定
    ・悪心、嘔気の有無
    ・頚部疼痛の有無
    ・言葉掛けは左側からする
    含嗽
    ハチアズレ使用、介助にてガーグルベースを口元に準備する
    シャワー浴 ・患者の状態について申し送りを聴取し、本日の計画の見直し、注意点を確認する。
    ・患者にとってベッド周囲は生活の場となっている。右片麻痺があり自力で満足のいく環境整備は困難である。日中はトイレへの移動など、歩行の機会が多い。移動範囲における足元の物品や水滴など転倒の誘引を除去する。また、杖歩行していることからも足元だけでなく、杖をつくスペースの確保も必要である。ナースコールは患者の手の届く範囲でいつでも押せるように準備する。
    ・現在バイタルサインの著明な変化はないが、ケア前にバイタルサインを測定することで異常の早期発見に努める。患者は放射線治療5日目であり悪心や嘔気が出現しやすい段階である。また、頚部郭清術後で胸鎖乳突筋切除しているため頚部の締め付け感や疼痛を生じやすい。疼痛の有無や程度、援助が実施できるか、変更の必要性についても判断する。
    ・放射線治療による唾液腺への障害から乾燥しやすく、口腔粘膜への作用から口内炎や潰瘍を形成しやすい状態にある。そのため、含嗽薬の使用で口腔内を保清、口内炎発生を予防し、湿潤することで咳嗽や痰喀出が安易になる。
    ・右片麻痺があり、衣類や皮膚汚染時にも自己にて保清することが困難となっている。保清更衣自立のため可能な範囲の更衣や保清は自己にて行っていただき、背部や健側部位である左半身の保清を中心に介助する。また、放射線治療によって皮膚炎を生じやすく、発赤や乾燥、落屑と照射部位周囲の皮膚観察の機会でもある。照射部位は強くこすらず、洗い流す程度とし、コミュニケーション図れるため皮膚の痛みについても確認する。
    行 動 予 定 表
    時間 行 動 計 画 裏  付  け 放射線治療への移送
    口腔ケア、含嗽
    ハチアズレ使用
    配膳、食事のセッティング
    口腔ケア、含嗽
    イソジンガーグル使用
    バイタルサイン測定
    歩行運動
    ・右片麻痺に伴い、歩行が困難であるため車椅子で移送する。移送時は放射線宿酔症状についても観察する。
    ・放射線治療による唾液腺への障害から乾燥しやすく、口腔内の湿潤や、口内炎などを予防するため行う。
    ・健側の左手で自助具を使用し食事摂取している。そのため、患者の希望に合わせ、テーブルや食器の配置をセッティング
    し、摂取しやすい環境をつくる。また、抗癌剤や放射線治療に伴う嘔気や食欲不振が生じていないか観察。口腔内乾燥や、麻痺による嚥下障害も考えられ、むせなく嚥下できているかも確認する。
    ・口内炎を予防するために食後は消毒作用の強いイソジンガーグルを使用する。また、義歯を使用しているため食物残渣が付着しやすく、含嗽にて保清を図る。
    ・バイタルサイン測定し、AM測定時との変化に注意観察し、身体影響や異常の有無を把握。感染徴候や、痰貯留に伴う喘鳴や肺雑音の有無についても観察する。また、放射線照射後であり、皮膚反応や疼痛、嘔気等の有無にも注意する。
    ・右片麻痺や、健側である左下肢の筋力低下があり、歩行時にふらつきが生じている。歩行は患者にとって日課でもあり、付き添い転倒を予防する。歩行することで健側の筋力増強、麻痺側への物理的、機械的刺激により新陳代謝を促し、神経や筋肉の機能回復となる。
    行 動 予 定 表(3日目)
    時間 行 動 計 画 裏  付  け 申し送り聴取
    環境整備
    バイタルサイン測定
    ・臥床して、健側の左上肢で測定
    ・悪心、嘔気の有無
    ・頚部疼痛の有無
    ・言葉掛けは左側からする
    含嗽
    ハチアズレ使用、介助にてガーグルベースを口元に準備する。義歯は外してもらいブラシ使用し洗浄する
    ・口腔内の乾燥や紅斑出現、咽頭痛の有無を観察
    シャワー浴(全身清拭)
    背部や四肢末端の保清を中心に介助する。 ・患者の状態について申し送りを聴取し、本日の計画の見直し、注意点を確認する。
    ・患者にとってベッド周囲は生活の場となっている。右片麻痺があり自力で満足のいく環境整備は困難である。日中はトイレへの移動など、歩行の機会が多い。移動範囲における足元の物品や水滴など転倒の誘引を除去する。また、杖歩行していることからも足元だけでなく、杖をつくスペースの確保も必要である。ナースコールは患者の手の届く範囲でいつでも押せるように準備する。
    ・現在バイタルサインの著明な変化はないが、ケア前にバイタルサインを測定することで異常の早期発見に努める。患者は放射線治療7日目であり悪心や嘔気が出現しやすい段階である。また、頚部郭清術後で胸鎖乳突筋切除しているため頚部の締め付け感や疼痛を生じやすい。疼痛の有無や程度、援助が実施できるか、変更の必要性についても判断する。
    ・放射線治療による唾液腺の障害や治療開始から7回目と口腔粘膜や咽頭粘膜の乾燥が出現しやすい時期であり、口内炎や潰瘍を形成しやすい状態にある。また咽頭部痛や嚥下痛の出現にも注意が必要となる。そのため、含嗽薬の使用で口腔内を保清、口内炎発生を予防し、湿潤することで咳嗽や痰喀出が安易になる。
    ・右片麻痺があり、衣類や皮膚汚染時にも自己にて保清することが困難となっている。保清更衣自立のため可能な範囲の更衣や保清は自己にて行っていただく。また、放射線治療によって皮膚炎を生じやすく、発赤や乾燥、と照射部位周囲の皮膚観察の機会でもある。照射部位は強くこすらず、洗い流す程度とし、コミュニケーション図れるため皮膚の痛みについても確認する。
    行 動 予 定 表
    時間 行 動 計 画 裏  付  け 放射線治療への移送
    口腔ケア、含嗽
    ハチアズレ使用
    配膳、食事のセッティング
    ・衣類等を汚染しないようエプロンをつける。嚥下困難や嚥下痛の有無嘔気や食欲不振について観察。
    口腔ケア、含嗽
    イソジンガーグル使用
    バイタルサイン測定
    歩行運動
    ・歩行前に疲労感の有無を確認。廊下歩行の際は手すりを使用し、学生は杖を持ち、患側の右手引く程度とする。
    患側の挙上運動 ・右片麻痺に伴い、歩行が困難であるため車椅子で移送する。移送時は放射線宿酔症状についても観察する。
    ・口腔内細菌は含嗽後4時間程度で含嗽前の状態に戻るため、3時間毎程度で含嗽を行う必要がある。
    ・健側の左手で自助具を使用し食事摂取している。そのため、患者の希望に合わせ、テーブルの高さや位置をセッティング
    する。また、抗癌剤や放射線治療に伴う嘔気や食欲不振が生じていないか観察。口腔内や咽頭部の乾燥が出現しやすい時期であり、嚥下状態を観察する。また、麻痺があり誤嚥しやすいため、むせなく嚥下できているかも確認する。
    ・口内炎を予防するために食後は消毒作用の強いイソジンガーグルを使用する。また、義歯を使用しているため食物残渣が付着しやすく、含嗽にて保清を図る。
    ・バイタルサイン測定し、AM測定時との変化に注意観察し、身体影響や異常の有無を把握。感染徴候や、痰貯留に伴う喘鳴や肺雑音の有無についても観察する。また、放射線照射後であり、皮膚反応や疼痛、嘔気等の有無にも注意する。
    ・右片麻痺や、健側である左下肢の筋力低下があり、歩行時にふらつきが生じている。歩行は患者にとって日課でもあり、付き添い転倒を予防する。歩行することで健側の筋力増強、麻痺側への物理的、機械的刺激により新陳代謝を促し、神経や筋肉の機能回復となる。
    ・脳梗塞に伴う麻痺や、頚部郭清に伴う副神経障害から関節可動域が縮小している。本人も挙上できないことを気にしており、ADLにおいても不便さを感じている。リハビリにて関節可動域の拡大を図る。
    行 動 予 定 表(4日目)
    時間 行 動 計 画 裏  付  け 8:30
    9:00
    9:30
    10:00
    10:15
    申し送り聴取...

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