[3022]有価証券法 近畿大学通信教育レポート[平成25年4月~平成27年3月]

閲覧数2,814
ダウンロード数19
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    約束手形・為替手形および小切手の意義と経済的機能について述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    Ⅰ約束手形

    1.約束手形の性質と意義

    約束手形とは、手形の振出人が手形に記載されている金額を受取人に対して支払うことを約束した有価証券である(手形法75条)。

    つまり、手形の振出人(=発行人)が手形の金額を支払う義務を負うことになる(手形法78条1項)。

    よって、約束手形の意義は、振出人がみずから受取人または指図人に一定の金額の支払いを約束することにある。

    2.約束手形の経済的機能

     約束手形は、振出人が将来の期日に手形に記載された金額を支払うと約束しているため振出人の信用を利用する手段として利用される。その信用作用が、約束手形の最も重要な経済的機能である。

    Ⅱ為替手形

    1.為替手形の性質と意義

    為替手形とは、手形の振出人が支払人にあて、手形の受取人、または手形の所持人に対して手形に記載されている金額を支払うように委託する有価証券である(手形法1条)。

    つまり、約束手形と違い、為替手形の振出人(=発行人)は手形の金額の支払い義務を負っていない。また、支払人も手形発行時点では振出人から支払いを委託されただけであり、その時点では支払いの義務がない。支払人がみずから支払い...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。