1) Introduction
私はこの半期における社会学の講義の中で、「犯罪の社会学」と「家族の社会学」に特に興味を持った。その理由として、最近のメディア報道において、家族内における犯罪が目立っているような気がしているからである。人間が育っていく過程には必ず家族というものが存在する。善人であろうが、有名人であろうが、犯罪者であろうが、必ず家族は存在している。そこで私は最近起こった事件から“犯罪”と“家族”について考えてみたいと思う。
2) 「子育てに自信がない」
先日、名古屋で首から血を流している男児(5)が通行中の男性に発見された。少年の胸や首には切り傷や刺し傷が約1ヶ月の怪我だそうだ。「母親に切られた」と話したことから、母親(41)を捜したところ、愛知県内の国道で軽乗用車に乗っているところを発見された。後部座席には男児の兄(8)が同様に血を流して発見された。母親は男児を刺したことを認めたため。殺人未遂容疑で逮捕された。真相はまだ明らかにされていないが、「子育てに自信が無くなり、子供も殺して自分も死のうと思った」と話しているとのことである。[2005年7月18日朝日新聞夕刊参考]
社会学レポート
子育てノイローゼと虐待
1) Introduction
私はこの半期における社会学の講義の中で、「犯罪の社会学」と「家族の社会学」に特に興味を持った。その理由として、最近のメディア報道において、家族内における犯罪が目立っているような気がしているからである。人間が育っていく過程には必ず家族というものが存在する。善人であろうが、有名人であろうが、犯罪者であろうが、必ず家族は存在している。そこで私は最近起こった事件から“犯罪”と“家族”について考えてみたいと思う。
2) 「子育てに自信がない」
先日、名古屋で首から血を流している男児(5)が通行中の男性に発見された。少年の胸や首には切り傷や刺し傷が約1ヶ月の怪我だそうだ。「母親に切られた」と話したことから、母親(41)を捜したところ、愛知県内の国道で軽乗用車に乗っているところを発見された。後部座席には男児の兄(8)が同様に血を流して発見された。母親は男児を刺したことを認めたため。殺人未遂容疑で逮捕された。真相はまだ明らかにされていないが、「子育てに自信が無くなり、子供も殺して自分も死のうと思った」と話しているとのことである。...