第1設題:(老化と身体変化について)老化に伴う病変について示し、それについての対応策を論ぜよ。
【参考文献】人体の構造と機能及び疾病 社会福祉士養成講座編集委員会 中央法規
からだのしくみ全書~病気編~ 高橋 健一 東陽出版
【評価】:S
第2課題 第1設題
老化には、生命体すべてに認められる老化現象である生理的老化と、生理的老化に合併して疾患や環境因子がストレスとして加わり老化が進行していく病的老化がある。ここでは、前半に老化に伴う病変についてふれ、後半ではその対策について考察していきたいと思う。
高齢者の病気の特徴として、一人で複数の疾患を持つことや、気付いた時には重篤化・重複化・慢性化する傾向にあることが知られている。循環器では動脈硬化により、心筋梗塞や狭心症のリスクが高く、肺機能では、摂食・嚥下障害からくる誤嚥性肺炎が起こりやすい。また、免疫力の低下から、感染症にかかりやすく、治癒しにくいことも認識しておかなければなら...