佛教大学の提出課題。
設題1です。
判定はA判定でした。
ご参考までに。
設題:学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて、学力の視点から述べよ。
まず学歴社会とは「社会における社会的・職業的地位などの配分の基準として学歴が重きを占める社会」を意味する。すなわち学歴を当人の評価へと直接繋げる考えを言うのだ。ある一定の基準を設定し就職試験などの際に指標とする事が出来るというメリットもある。
そもそも学歴社会以前の江戸時代まで日本社会は士農工商に基づく階級社会であった。本人の能力、希望に関わらず生まれた家柄や出身階級によって、子どもたちの将来が決定され、上に行く事もなければ下に下がる事もない社会であった。それを明治政府は本人の努力によって、それ相応の地位へ上る事が出来るというメリトクラシーな社会を目指した。それはそのまま教育にも影響を及ぼし高い学歴、例えば東大法学部を卒業すれば権威ある職へ就ける特権を学生に与えたのだ。これによって子どもたちの進学率が上昇し大衆教育社会へと向かっていき受験競争が過熱した。それが学歴社会の始まりといえるだろう。
現在では学歴社会ではなく”高”学歴社会だという声が聞こえてくる。子どもの...