聖徳大学_通信教育_保育科_文学レポート【A評価】

閲覧数2,832
ダウンロード数28
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題:テーマ2 恵み 「地蔵浄土・鼠浄土・おむすびころりん(変遷)、笠地蔵(種類)」
    評価:A

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    昔話は時代とともに変化し、また、様々な種類が存在する。しかし、その核心となるモチーフやメッセージは変わらずに語り継がれる。今回、その変遷及び種類とメッセージについてまとめる。
    変遷及び種類について
    地蔵浄土・鼠浄土・おむすびころりん〔変遷〕
    これらの話は、爺または婆が鼠の穴に落ちて他界へ行き、恩寵を受けて帰ってくる。それを見た隣の爺と婆が恩寵欲しさに同様の行動を取るが、欲深いため失敗するというもの。
    行き先
    爺または婆が鼠の穴に落ちて行った世界は、地蔵浄土においては地獄であり、鼠浄土及びおむすびころりんにおいては鼠の穴となっている。
    古代の日本人は他界を、生命の根源を表す「根の国」と黄泉の国である「妣の国」と考えていた。「古事記」においては、大国主命が根の国で試練を克服し、宝物を貰ってこの世に生還する話があり、古代の人々は根の国には祖霊が居て、苦痛を与える一方で恩寵が与えられると信じていた。また、試練を受けた大国主命が火炎に包まれた際、鼠から火よけの呪文を教えて貰い、鼠の穴に落ちて助かるという話がある。このことから、鼠の穴はこの世と他界とをつなぐ穴だったと考えられていた。
    地蔵浄土にお...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。