「地域における看護活動の特徴と看護の役割」
看護大学生
今回の地域看護学実習では、訪問看護ステーション・保健センター・保健所といったさまざまな施設で行われている地域支援を体験することが出来た。それぞれの施設における看護活動の特徴と看護の役割について述べる。
訪問看護ステーションではALSや小児脳性麻痺、脳血管疾患の利用者と関わらせていただいた。脳血管疾患の利用者は80歳代の高齢者だったが、認知症もなく理解力もしっかりされていて、リハビリも自らされるなど、今まで病棟で高齢者と関わることの多かった私は元気さに驚いてしまった。一般的な高齢者は病気を抱えながらも、自己管理しながら地域で生活しているのだと思った。訪問看護師は、褥創のケアなどの医療的な処置、リハビリ、服薬の確認、相談を行っていた。老老介護であるため、介護者にケアの方法を説明しながらも「出来そうになかったら、訪問看護師が来たときにするようにしましょうか。」と声をかけ、家族の介護力に合わせたケアの提供をされていた。家族がレスパイトできるような環境を作ることも大切だと感じ...