民法物権法2

閲覧数2,534
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題:物権的返還請求権の行使の相手方につき、不動産を中心に考察し論ぜよ。

    要約:物権的返還請求権行使の相手方について、土地を不法占拠され明渡請求する場合、その相手方は、建物の真実の所有者なのか、登記名義人なのかという問題点を挙げて、判例の考え方に留意しつつ論述する。

    字数は2,500字程度のレポート。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    民法物権法2

    課題:物権的返還請求権の行使の相手方につき、不動産を中心に考察し論ぜよ。

    要旨:物権的返還請求権行使の相手方について、土地を不法占拠され明渡請求する場合、その相手方は、建物の真実の所有者なのか、登記名義人なのかという問題点を挙げて、判例の考え方に留意しつつ論述する。
    答案: まず初めに、我国の民法は、土地と建物を別個の不動産としているため、たとえ土地に対する無権限者であっても、その土地上の建物所有権を留保できる。そこで、他人の土地の上に権原無くして建物を所有する者がいる場合に、その土地の所有者は、建物収去に対し、所有権に基づく物権的請求権の行使として、誰を相手に建物収去明渡請求をすることができるかが問題となる。

     この点、民法に物権的請求権を直接規定した条文は存在しない。しかし、占有訴権の3形態の反対解釈として、それ以外の物権的請求権が予定されていると解されており、実定法上これは認められている。

     それでは、物権的請求権とはどのようなものであろうか。物権的請求権とは、物権が占有侵害により、物の占有を全面的に排除された場合に、物の引渡し・明渡しを求める権利である。こ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。