演習目標 1.全身麻酔下の手術を受ける対象の術前状態を整えるための援助の必要性を理解した上で深呼吸法を体験し、得た気付きを基に術前の看護を考える
1)手術を受ける対象の術前状態を整えるための援助の内容とその目的・必要性を記述できる
①手術を受ける対象の術前状態を整えるための援助の目的
周手術期の患者は、手術の目的によって異なった期待と不安を抱き、手術への望み方も違っている。診断のために手術を受ける患者、悪性腫瘍の手術や臓器摘出術を受ける患者、形態の変化が避けられない手術を受ける患者など、様々である。また、手術が緊急のものか計画的に行われるかによっても、心理的負担は大きな影響を受ける。
心理的・精神的ストレスは、睡眠や食欲などに悪影響を及ぼし、手術前の患者の内部環境をさらにかき乱す。このような内部環境の乱れは、手術中の経過や手術後の回復への大きな妨げとなる。なので、手術を受ける患者の術前状態を整え、手術中の経過や手術後の回復への影響を少なくする事が、術前に求められることである。
②対象の術前状態を整える援助項目およびその目的
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