〈目的〉
塩酸と水酸化ナトリウム溶液との中和熱を測定する。
※学生実験のレポートです。
中和熱●
●目的●
塩酸と水酸化ナトリウム溶液との中和熱を測定する。
●原理●
酸と塩基の中和反応は発熱反応である。このときに発生する熱量を中和熱といい、酸・塩基がそれぞれ1グラム当量についての発熱量をあらわす。
比熱・熱容量
比熱:物質1gを温度1deg高くするのに必要な熱量〔cal/g・deg〕
熱容量:ある物質全体を温度deg高くするのに必要な熱量〔cal/deg〕
(熱容量)=(比熱)×(質量)
② 中和熱 Q
n規定の塩酸vmlが過剰のNaOH溶液と中和したときの発熱量は、次の式で
あらわされる。
Q=〔1000(E+W)⊿t〕/nv 〔cal/グラム当量〕
:熱量計(温度計、かき混ぜ棒を含む)の熱量計〔cal/deg〕
:溶液の熱容量(水の熱容量と等しいとする)〔cal/deg〕
⊿t:中和熱による上昇温度〔deg〕
n:酸(限定物質)の規定度
nはHCl NaOHのうちで濃度の小さいほうとする。
●器具●
水熱量計(1台、または300ml、500mlビーカー、断熱材、かき混ぜ棒などで組み立てる。
受話-ビンでもよい。)・ベックマン温度計(1本、または1/10℃目盛の温度...