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ショックの看護
定義:心拍出量低下または血管虚脱のため重要臓器への血流が減少し、その結果臓器機能が持続できなくなった状態
分類
機序
臨床状態
循環血液量減少性
循環血液量減少
血液・血漿の喪失、体液・電解質喪失
心原性
ポンプ失調
心筋梗塞、不整脈、心内血流遮断
血液分配性
高~正常血管抵抗
低血管抵抗
静脈容量の増加
動静脈シャント
敗血症性ショック、自律神経遮断
脊髄性ショック、薬物中中毒
肺炎、腹膜炎、腫瘍
閉塞性
心外血流路の遮断
下大静脈閉塞、心タンポナーゼ、肺塞栓、急性大動脈解離
分類
主な原因・誘因
メカニズムと特徴
循環血液量減少性ショック
出血、広範な熱傷、下痢、嘔吐などによる脱水
循環血液量が急激に減少して生じる。乏血性ショックともいう。一般的に循環血液量が20%以上失われると血圧が低下する
特徴は血圧の低下、頻脈、中心静脈圧の低下、末梢血管抵抗の増大
心原生ショック
心筋梗塞、心筋炎、心膜炎、発作性頻拍症、重症不整脈、急性心タンポナーゼ
心臓のポンプ機能異常によって心拍出量低下して生じる。急性心筋梗塞に伴うものがほ...